2021年1月15日カテゴリー:

「4パーミル・イニシアチブ」特別授業

1月14日(木)附属農場にて山梨県農政部長 坂内啓二 様より、果樹園芸科1年生が剪定枝による二酸化炭素固定についての講義を受講しました。パーミル(‰)とは単位で1/1000を表し、「4パーミル・イニシアチブ」とは、世界土壌表層の炭素量を年間0.4%増加させれば、人間の経済活動によって増加する大気中の二酸化炭素(CO2)を実質ゼロにすることができるという考え方に基づく国際的な取り組みで、山梨県が先進的に取り組んでいる事業との説明を受けました。その後、圃場において専用機材による剪定枝の炭化方法の実際を学びました。簡単に炭を作ることができ毎年灰にしている剪定枝の活用が、少しでも地球温暖化歯止めの手助けになればと思いました。農場で取り組んでいるGAP活動にも十分活用できる内容で、生徒も熱心に聞き入った講義となりました。最後に人生を野球の9回までにたとえ、1回表は5歳1回裏は10歳とすると高校生は2回裏の途中、都会で働く人は7回途中くらいで一旦終了、農業はここからが本番になる人も多く延長戦も十分考えられる。また、学校卒業後退職までの日々の労働時間(8h/1日)余暇時間(8h/1日)はそれぞれ10万時間、退職後の時間(7回以降)は同じく10万時間あり、人は費やした時間により 2000時間→3流 5000時間→2流 10000時間→超一流 になる。この30万時間の活用が皆さんの勝負の時間 とのエールを受け、とても充実した時間となりました。